1. 11.27(金) 大阪発 2. 11.27(金) ソウル着 (1.観光 2.地下鉄 3.仁寺洞 4.龍水山 5.記憶) 3. 11.28(土) ソウル観光am 4. 11.28(土) ソウル観光pm 5. 11.29(日) 大阪着 6. データ 7. 登場人物 |
楽器店を出た。このあたりにはチョゴリの店が多いみたい。チョゴリ(上着)が緑で、チマ(すかーと)が緋色の組み合わせが多用されている。なにか、典型的な組み合わせなのかな?サテン生地に繊細な刺しゅうがほどこしてあり、非常に美しい。
夕食はかねてからたけし君に予約をしておいてもらった「龍水山(よんすさん) (→データ場所) 」でいよいよ憧れの韓定食。ガイドブックに載っている本店ではなく、昌徳宮近くの支店の方が安くて良いとの話だったので、お任せする。ライトアップされた大きな門の角を入る。今度来た時の目印にしよう。何て門だっけ?
敦化門(となむん)だよ。
ありがとう(^^)
漢字で「龍水山」という看板が出ていた。民家のような木造の門をくぐり、店内へ。すでにお座敷が用意されている。わあ、オンドルだぁ〜(^^)、、。初めてなのでうれしい。リノリウム張り?みたいな床面がほんのり温かくなっていて、いつまでもお部屋に座っていたいような、やさしいぬくみで、ほかほかする。昔はまきを焚いていたんだろうが、現在の熱源はなんなのだろう?しばらく待って、現在ソウルで留学&仕事中だという純子ちゃんが現れた。私にとっては4年ぶりぐらいの再会。少なくとも外見は全然変わらず、はつらつと見えた。ゆでたてのたまごのような白くてつるつるの肌も記憶の通り。わざわざ来てくれてありがとう(^^)。
朝鮮にんじんのおかゆが運ばれ、ごちそうのオンパレードが始まった。特においしかったのは、取り皿に重ねて置かれた三種類の焼き物で、じゃがいも?のお好み焼きかなぁ…。えびのすり身やれんこん?が入っているのもあり、点心っぽい。独特の歯触りと香ばしい焼き加減が絶妙だった。
日頃辛い物は苦手なのに、キムチがちゃんと食べられた!白菜キムチを摘まんでみたら、ちょっと発酵したマイルドな辛さで非常に美味しい。これならいけると思ってたくさん食べた。赤くないムルキムチは日の菜漬けに似た爽やかな酸味で、思わずぱくぱく。「むく (→青辞書へ) 」という、見た目はイカの刺し身かこんにゃくに似ているが歯ごたえはあえかにはかない食べ物。材料は何なのだろう?
お鉢を手で持ち上げてはいけないので、汁物をこぼさずに食べるのがとても難しい。最後に伝統茶のスジョンカとりんごが出た。スジョンカは生姜の風味で、甘いけどさっぱりしたお茶。あめ湯をあっさりした感じで、とても美味しい。(後で資料を調べたら、「生姜と肉桂と干し柿を煮込んで松の実を浮かせたさっぱりとしたジュース」とありました)
全体として、「思ってたより韓国韓国してないなっ!」と思った。(満漢全席みたいなのを想像してたもので)盛り付けも、ごくシンプルなお皿であっさりと出てくるし、根菜と肉を煮込んだスープなど、どこの土地の料理でもおかしくないようなベーシックなお料理が中心だった。あえてたとえると、お会席ではなく、おばんざい風家庭料理みたいな感じか。韓定食は初体験なので、この店の特色なのか、韓定食一般がそうなのかは分からない…。どうなんでしょう?
う〜ん、満腹(^o^)。これ以上は入らないよ〜。お会計は5人分が、20万ウォンぐらい?
この後、近くの居酒屋でトンドン酒というどぶろくを飲む。大好きなマッコリそっくりの味で、米の甘みプラスちょっと発酵系の酸味がある。大きな片口つぼになみなみと入って出てきた。酒の中に朝鮮人参や何かの木片(?)が入っている。私は人参のいかにも薬っぽい風味が好きなので、かまわずどんどん飲んだ。ぽかぽかする。ちょんひょんは人参があまり好きではないらしく、丹念に撥ねていた(^^)。
ところで、マッコリとトンドン酒はどう違うんだろう?
韓国留学中の友人二人は、「ゲゲ、20万ウォンなんぞあったら1ヶ月はたらふく過ごせるぞ!」と言うておった。確かに飲み食いは日本の半額ぐらいの感じ。「鉢を持ち上げへん」とか「みんなの鍋に各自が"スカラ" (→青辞書へ) つっこんでガブガブ」とか、慣れない人は慣れないかも。僕は家では、お茶碗持ち上げないと怒られて育ちました(^^;
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